T鉱山 1/2


この日2件目は、鉱山跡だった。
山道をクネクネ走っていると、その鉱山は突然現れた。



山の斜面にへばりつく、比較的小規模な鉱山。



主に銅を産出し、少量ながら銀と金も採れたようだ。



当時の選鉱の記録によると、少なくとも1968年までは稼動していたことは確認できたが、鉱山のいわれについて不明な点が多い。



財閥系ではなく、末期には家族経営で細々と採掘・選鉱していた。



稼動停止から40年程度が経過しているものと思われ、一部崩壊が激しい。



鉱山にしては、コンベアが小さい。



木造の建屋が、こうして現存しているのが奇跡的。



緑と一体化しつつある。



選鉱場の最上部まで登ると、坑口があった。
案の定水没していて、内部探索はできなかった。






 T鉱山 2/2 へつづく

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