国道257号木の実峠旧々道アタック!! 〜木ノ実峠の歴史〜
木ノ実峠。
岐阜県岩村町と上矢作町の間に位置する標高780mの峠である。
木ノ実峠は人馬による輸送の第一世代、トラック、バス等の自動車による第二世代、そして更に高速化を求めた第三世代の
3つの世代に渡る峠道である。
現国道257号 木の実峠。
現在の国道257号 新木の実トンネルは昭和63年完成、平成の時代の新道である。
全長1350mの長さを有し、総じて時速60キロ以上の高速にて一瞬でトンネル(峠)を通過していく現代の峠道である。
旧国道257号である木ノ実隧道は昭和6年完成。
昭和の時代に物流の中心を担った峠道である。
対向2車線の道路による近代の道ではあるが、今となってはヘアピンカーブの連続、旧隧道内では自動車の対向不可など、
やはり旧世代の峠道である事は否めない。
そして今回TEAM酷道の二輪部隊が挑むのは旧々道となる人馬の時代の木ノ実峠越えの峠道である。
この峠道は中世、近世の人や馬による物流、明治と大正期における荷馬車、そして昭和初期のトラック等自動車の
出現まで人馬が中心による物資輸送の重要な峠道であった。
木ノ実峠は、尾張名古屋と信州飯田を結ぶ「中馬街道」、岩村城と中山道大井宿(現恵那市)を結ぶ「岩村街道」と、
これら2つの街道の間に位置する。
それ故、古来よりかなりの物資が木ノ実峠を越え行き来したとされている。
(美濃の峠 木ノ実峠より)
その旧々道の木ノ実峠越えの峠道は旧木ノ実隧道への世代交代より70余年、既に廃道となり、地元の人間ですら
近付く事は少ないと聞く。
国道257号木の実峠旧々道アタック!! いよいよ実走へ
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