国道257号木の実峠旧々道アタック!! 〜そして、新たな伝説へ〜





我々の目の前に峠の切り通しの光景が飛び込んでくる!!
ついに到達したのだ!、この旧々道の峠に!、前方より明るい光が我々を包む!



ここが木ノ実峠の最高到達地点である。
木にテープで岩村側と上矢作側が記してあった、実にわかりやすい峠である!(笑)






    この木ノ実峠には歴史的に陰惨な史実も存在する。
    時は戦国時代、織田信長は武田氏配下にあった岩村城を攻めこれを攻略。
    岩村城より城を捨て、この木ノ実峠を越えて信州へ落ち延びようとした武田氏の城兵、妻子従類を峠で待ち伏せし、ことごとく討ち取った。
    その様子は女子供も容赦無く残忍を極めたとの事である、2800人もの命が失われたとされる。(岩村町史より)
    現在でも雨の木ノ実峠には怨霊が出ると噂されているそうだ。

    基本的に心霊の類は信じぬ私だが、それと先人達に対する畏敬の念はまた別の問題である。
    峠を通過させて頂いた感謝の意と共に峠に酒と供物を供え、黙祷を捧げる。


       



    我々は遂に峠を越えた。
    エンジン付きの乗り物がこの峠を越えたのは恐らく半世紀以上ぶりだろう。
    峠を越え、上矢作側へ下って行くチーコク二輪部隊!!


    2009年 3月29日 木ノ実峠は甦ったのである!!






  国道257号木の実峠旧々道アタック!! エピローグ



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