酷道421号〜石榑峠を緊急訪問〜 2/3
三重県側の無情のゲートに行く手を阻まれ、大幅に迂回を余儀なくされた。
大幅に計画が狂ったが、なんとか家族を丸め込み、滋賀県にある道の駅・あいとうマーガレットステーションに立ち寄った。
ここで遅めの昼食を摂りつつ、子供と思いっきり2時間近く駆け回った。
日没までの時間を考えると、相当微妙な時間だったが、これも作戦のうち。
4時近くになって、ようやく「山のほうへ紅葉を見に行こう」と車を走らせた。
今日はドライブに行くために、朝早くから出発していたので、案の定、運転している私以外は、すぐに深い眠りについた。
滋賀県側から酷道421号に入ると、しばらくは2車線の普通の山道が続く。
永源寺や永源寺ダム周辺の紅葉は有名で、今がちょうど見頃のようだ。
紅葉見物の車が多かったが、ダムを過ぎると山あいも深くなってきて、極端に交通量が少なくなった。
そして、いよいよ滋賀県側の通行止区間に入る。
この先でバイパス工事をしている関係からか、第一のゲートは看板の設置のみだった。
石榑峠トンネルだけではなく、こんな立派な橋も架かるようだ。
工事区間を越えると、いよいよ酷道の状態になってきた。
と思いきや、再び高規格化工事の現場が見えてきた。
工事のために仮設したと思われる、真新しいアスファルトの道路が長く続いていた。
工事区間を終えると、第二のゲートが待ち構えていた。
三重県側の無情のゲートとは異なり、滋賀県側は温情溢れるゲートで一安心した。
ゲートを越えると、トンネルでバイパスされる区間に入る。
工事も行われておらず、基本的に車両が通行することが無い区間だ。
所々に、災害の生々しい痕跡が見て取れる。
通行止になってからも、必要最小限の整備はされているようだ。
もちろん、一般車の走行は想定されていないが。
酷道421号〜石榑峠を緊急訪問〜 3/3
・酷道のページへもどる