TEAM酷道特別企画! 皇室車両アルバム
第53回全国植樹祭in山形


平成14年6月2日(日)山形県で第53回全国植樹祭が天皇皇后両陛下ご臨席の下、開催されました。
それに伴う金山小学校視察時の様子です。
くどいようですが、私は右翼でも左翼でも皇室ファンでもありませんので、ご了承下さい。



この見慣れない青い回転灯を装備したパトカー、皇族警備の時にだけ目にします。
今回は、これが「3分前のパトカー」でした。
天皇陛下の車列が通過する際、およそ3分前から規制が始まります。
直前なのは、交通を完全に遮断するため、影響が大きいからです。
これは、その規制開始前後に登場するパトカーです。



これは、「1分前のパトカー」です。
これが通過すれば、間もなく車列が現われます。
このパトカーが、いわゆる「露払い」となる訳です。
一気に現場の緊張感が高まります。



多くのパトカー・白バイ・覆面パトカー・高級車に続き、ついに御料車が!
しかも、よく見れば小さな丸いプレートに「皇1」とあります。
数ある公式御料車の中でも、これがトップナンバーだと推測されます。



車内から手を振る美智子皇后。



この車、やっぱりただならぬ風格があります。
これから小学校へと入って行きます。



数十台の車列が、勢い良く小学校に吸い込まれていきます。
ここで、重大なハプニングが発生!
御料車の2台前を走っていたこのクラウン、画像左の縁石に乗り上げてしまったのです!
せっかく今日のために新しいものと取り替えたポールが、曲がってしまってます。
立ち往生したクラウンを尻目に、車列は勢いを緩めることはありません。
また悪い事に、これが山形県警の車なんですね・・・



両陛下が小学校の中に入っていきます。



外では、多くの人がそのまま出てくるのを待ってました。
警察の動きが慌しくなり、そろそろだと思われます。
ちなみに、雑踏警備に当たっている警察官が、「あと○分ぐらい」と教えてくれます。
さらにいえば、上空にヘリが現われたらあと10〜15分ぐらいです。
警備のため、常に上空をヘリが付いてきます。



御料車に乗り込み、いよいよ出発です。
数十台の車が順序良く出発し、車列となって公道へと出てゆきます。
なお、ポールをなぎ倒したクラウンは、応急修理が施されてました。



どこに行っても、防弾ガラスの窓を開けて沿道の人たちに手を振っています。
車列が去った後は、警察官が一斉に移動を始めるため、ちょっとしたパトカー渋滞が発生。
あまり巻き込まれたくない渋滞です・・・



この日の朝、私は両陛下の乗った山形新幹線を撮影しようと沿線にいると、私服警官に職務質問されました。
列車が通過するまで私を監視していましたが、通過直前になって警官が木の影に隠れました。
この、警察官のかなり怪しい行動、色々と訳があるようです。
今の天皇陛下は物々しい警護を好まないようで、警察サイドへも警護簡素化の要請があったものと推測されます。
でも、だからといって警護を手薄にして万一のことがあれば、警備責任者の引責は避けられないでしょう。
それで近年、警護を隠れてするように変わってきているものと想像できます。
今回も、目立つ場所で警備に当たっている警察官の半数以上は私服でした。
スーツではなく普段着のような私服で、耳にインカム・腕に「山形県警」の腕章というスタイルです。
そして、1分前には全員一斉に腕章を外し、雑踏に溶け込んでいました。
沿道に停まっている軽トラを覗き込めば、耳にインカムを付けた男性二人が乗っていたりもしました。
こうした現場を、一度ぐらいは見に行っても面白いと思いますよ。




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