東日本大震災
福島県相馬郡新地町 2011年3月26日
前回は安全策を取って、最も遠方になる北からスタートし、帰る方向となる南へ向かった。
今回はある程度の状況が分かっているし、1日間だけの予定なので最大限昼間を活用すべく、南から北上する作戦を立てた。
南相馬から北上し、新地町へと入った。
新地駅から流された普通列車は、大破していた。
この列車に乗っていた乗客は、車掌らの誘導によって全員が高台に避難し、難を逃れている。
これだけの状況にも関わらず、一人も命を落とさなかったのは、不幸中の幸いといえるだろう。
復旧には、相当な年月がかかりそうだ。
住宅が建ち並んでいた街。
失われた町をいくつも見てきたが、その度に心が痛む。
失われたのは単に建物だけではなく、人命も確実に奪っているからだ。
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