東日本大震災

福島県南相馬市 2013年5月4日






宮城県との県境付近から南下を続けるにつれて、復興の遅さが目に付くようになった。
やはり、原発との距離を意識せざるを得ないだろう。






道路沿いには、当時の車が放置されていた。



これまで、このような光景は見かけなかったが、突然、景色が一変したように思えた。



福島県をはじ、東北地方に電力を供給しているのは、東北電力。
福島県で事故を起こしたのは、主に首都圏へ電力を送っていた東京電力。
今回の事故では、都市部のリスクを地方が担うという日本の社会構造も浮き彫りとなった。



まだ道路の復旧すら完全ではない。



復興の前の復旧の段階といった印象だ。



あらたかの瓦礫は撤去されているが、所々に車や瓦礫が放置されていた。



被災車両の錆が、年月の経過を感じさせる。



田んぼの中に点在していた被災家屋は、そのまま放置されていた。



10件程度の集落も、そのままの状態だ。



修理しても帰れる保証が無ければ、修理しないのは当然の話。
いつの日は、ここにも家人の声が響くのだろうか。



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