「次世紀ファーム研究所」現地レポ(前編)



「次世紀ファーム研究所」を訪れた時の模様と私個人の考察です。とりあえず、速報として画像だけでも置いておきます。徐々に本文を追加予定。



早速、現地へ。どの報道を見ても詳細な住所が明かされていなかったため、場所を突き止めるのに数時間を要した。



P.B.H.もっともらしい名前だが、Hは・・・
アメリカの通信制大学で薬学の博士号を取った(買った)らしいが、工学博士とも書いてあるのは、どういうわけだろうか。



見た感じは、ただの民家。現地にいた報道は、3社のみ。日曜日だったためワイドショーのクルーがおらず、静かだった。
ちなみに、報道とワイドショーの取材は同じ局でも全く別々になされ、情報の交換もあまりされていない。また、同じ系列局でも、局ごとに中継車を出してくることが多い。白装束の時は、在京キー局の報道・ワイドショーに加え、各地方局の報道が殺到したため、中継車だけで何十台という騒ぎになった。
それに比べれば、今回はあまりにも静かだった。施設内で死亡した二人については事件性が無いし、発売している健康補助食品「真光元」も薬事法に触れないため、報道の出る幕は無い。怪しい団体ということで、ワイドショーが騒いでいるだけのことだ。


こちらが研究所の本施設らしい。
時おり、おばちゃんやおっちゃんの出入りがある。挨拶すると、普通に返してくれる。



最近、代表がテレビでまずい内容を話し過ぎたためか、批判的な放送が多いためか、取材拒否となっていた。



特に、テレビがダメらしい。
ここで、おや?っと思ったのが、「株式会社 澤久」と書かれていたこと。薬事法云々で問題になった「真光元」を発売しているのは、万貴株式会社。万貴の社長が、堀洋八郎氏である。ということは、次世紀ファーム研究所は単なる任意団体ではなく、株式会社澤久によって運営されている法人であって、それとは別に株式会社万貴が真光元を製造・販売しているということになる。とても組織だって運営されていることになる。
最近騒がれるようになって、一つ気になる動きがある。それは、澤久や万貴と関係の深い、株式会社環境保全研究所との関わりを隠そうとしていることだ。環境保全研究所というのは、「ビーワンシステムによる水の製造・販売」を主にしている会社らしい。ビーワンシステムという言葉がよく分からないが、ようは、真光元の働きを利用して作った水のことだ。それを、主に美容院にパーマ液のうすめ剤などとして約7000円/リットルで売っている。環境保全研究所には8つの関連会社があり、全国1000以上の美容室に販売し、同時の美容室で小売りしている。真光元よりも単価は安いものの、販売量を考えると、こちらの方がはるかに大きい金額になるだろう。だから、真光元を切り捨ててでも、ビーワンを守りたいのではないだろうか。あくまでも推測だが。



敷地内には本当の猛犬が放されていて、その他のセキュリティーも整っている。ただの民家では有り得ないセキュリティー体制だ。



2階の窓から見える「真光元」。わざと見せてアピールしているようだが、色あせている。



研究所の前には、数多くの水槽が置かれていた。何かの研究に使われているのかもしれない。「ピラニア」の文字も見える。我々は、この水槽の水を合法的な手段でサンプルビンに採取し、持ち帰った。
そして、翌日分析したが、「光合堀菌」と言われるものは確認できなかった。ただの「自然水」であった。よって、何も証明することはできなかった。状況証拠を積み重ねただけだ。

後編へつづく

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