茨城県常総市・東日本豪雨 3/6
機動力を生かした自衛隊のバイク偵察隊。
浸水した道路を、裸足で歩く住民も多かった。
東に向かうと鬼怒川からは離れる方向になるが、浸水はより深くなった。
堤防決壊現場からの距離に関係なく、低地ほど浸水している。
コンビにも浸水し、臨時休業を余儀なくされていた。
地元住民の多くは、鬼怒川が決壊するなんて夢にも思ってないし、川から遠い地域が浸水するなんて想像もしていなかった。
「誰かいませんかー!」と声をかけながら要救助者を捜索する自衛隊員。
上空からは、ヘリも捜索している。
自衛隊の色々な車両が派遣されていた。
浸水したのは、最大で東西4km、南北18km、面積40平方kmだった。
洪水被害にしては広域だが、範囲は限られている。
約40平方kmに防災・警察ヘリだけで38機を投入、自衛隊機も多数展開した。
地上では、自衛隊や緊急消防援助隊など、広域的に集まった組織が、ボートや徒歩で捜索活動を行った。
限られたエリアでこれだけ多くの部隊が投入されたのは、とても珍しい。
東日本大震災とは比べ物にならないぐらい、密度の濃い捜索活動が行われていた。
その甲斐あってか、これだけの被害にも関わらず、犠牲者は最小限に抑えられたと思う。
中心市街地が、水没していた。
画像中央、わずかに見えているのが、車の屋根だ。
・茨城県常総市・東日本豪雨 4/6 へつづく
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