岐阜の路面電車
 2.最後の夜
   最後の夜(1)




2005年3月31日。
いよいよ最後の日がやってきた。
この日をもって、岐阜の街から路面電車が完全に消えた。






夜、会社から帰ると、カメラを持って名鉄岐阜駅に駆けつけた。



最終列車が出る2時間前、既に駅前は人だかりになっていた。



いよいよ最終の時間が近づいてくと、「ありがとう路面電車」の横断幕を掲げる人も現れた。
「蛍の光」も流れ、路上に人があふれて自動車は通れない状態になった。



最終日とあって乗客も非常に多かったようで、乗客過多のためダイヤが乱れていた。
約40分遅れて、折り返し最終黒野行きとなる電車が入ってきた。



大勢の人とカメラが待ち構える中、最終電車が入ってきた。



電車は人でもみくちゃの状態で、右側のホームでは花束贈呈等のセレモニーが行われた。



右側ホームで名鉄の職員さんが発車合図を出し、いよいよ最終黒野行きが発車した。



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