岐阜の路面電車
4.廃線跡
美濃町線 市ノ坪車庫
岐阜の路面電車最大の車庫が、ここ市ノ坪にあった。
廃止後、全路線の全ての車両がここに集められた。
廃車になる車両もあれば、名鉄グループの福井鉄道や豊橋鉄道に譲渡される車両もある。
岐阜の街を走っていた電車は、少しずつ運び出され、解体され、姿を消していった。
廃止後、市ノ坪車庫に大集結した岐阜の街を走っていた電車たち。
大正時代製造の、最古の電車。
現在、岐阜駅前の金公園と旧谷汲駅で、1両ずつ保存されている。
車庫には検修場もあり、パンタグラフや車輪等が置かれていた。
検修場内には、各車両のモーターが保管されていた。
全ての車両の譲渡と解体が終了し、役目を終えた市ノ坪車庫は、あっさりと解体された。
岐阜の路面電車を影で支えてきた車両基地があった場所には、今はただ広大な空き地が広がっている。
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