岐阜の路面電車
 1.路面電車のあった風景
   美濃町線・田神線(1)




岐阜の繁華街・徹明町(柳ヶ瀬)から競輪場前までの短い区間を路面電車として走っていた田神線。
名鉄岐阜から競輪場前を経由して終点・関駅で長良川鉄道と接続していた美濃町線。
美濃町線は以前、その名のとおり美濃駅まで線路が延びていた。
2001年には新関〜美濃間が廃止され、長良川鉄道との接続利便性向上のため、新関〜関間の線路を敷き直した。

田神線の電車は、競輪場前で折り返すのではなく、日野橋や野一色まで、美濃町線に乗り入れていた。
美濃町線は単線で行き違いが必要なことと、乗り換えの利便性のため、田神線から乗り入れる電車は美濃町線の電車のすぐ後をくっついて走っていた。






田神線の複線区間から単線区間に切り替わる直前で、対向列車を待つ。



田神線を走る旧型の車両。



夜の競輪場前に停車する美濃町線・関行き電車。
後方でライトアップされているのが、岐阜城。



デコボコの路面を走る田神線からの乗り入れ列車。



美濃町線内を走る田神線からの乗り入れ列車車内からは、先行する美濃町線の電車が見える。






美濃町線は、路面電車区間と専用軌道の区間が混在していた。



さすが名鉄、TIMのお膝元だけのことはある。
しかし、お笑い芸人からパクった標識で、安全は本当に大丈夫?
ちなみにこの標識、廃止の翌日には真っ先に取り外されていた。



廃屋の脇を走る低床式の新型車両。



どうやって線路を固定していたのかいまいち分からない、砂利というか砂の上の線路。



民家の玄関先を行く。



工場で作業する人のすぐ横を電車が走ってゆく日常の光景。



雨が降れば水溜りが出来る、このアバウトな線路が好きだった。






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