岐阜の路面電車
 1.路面電車のあった風景
   美濃町線・田神線(2)








朝のラッシュ時間帯に日野橋で行き違う列車たち。
道路は通勤や学生を送る車で渋滞している。









特に夜は独特の雰囲気があった上芥見駅。









下芥見〜白金間の鉄橋を渡る。



白金駅も、面白い駅だった。



ホームの前というか中には、タバコ屋があった。
ホームとタバコ屋が一体化している構造。






美濃町線の一部の駅では、通票を交換する光景が見られた。
通票というのは列車の正面衝突を避ける、いわば信号システムの一つ。
画像をよく見ると、運転士が交換し合っているワッカに、三角形っぽいものと丸っぽいものが付いている。
これが、区間ごとに定められた通行手形で、通票と言われるもの。
同じ形の通票は二つと存在せず、その区間に見合った通票を持っていないと、運転してはいけない。
このルールさえ守っていれば、絶対に正面衝突することはない。
区間が入れ替わるごとに対向列車と通票の交換を行う必要があった。
信号機が普及した現在では、まず見ることが出来ない光景だ。
なお、このシステムの名残で、列車の行き違いのことを今でも“交換”と呼ぶ。









駅員のいる関駅では、駅員が運転士に通票を手渡していた。



廃止日が近くなってくると、沿線にはカメラを持った人が多数詰めかけた。



 ・最後の夜(1)



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