東日本大震災
宮城県女川町 2011年3月26日
この日、最後に女川町を目指した。
実は先週にも行こうと試みたが、道が瓦礫で塞がれていて行くことが出来なかった。
今回我々が訪れたのは、自衛隊によってようやく道が開通したまさに当日だった。
日が傾く中、女川町に着いた。
3階建、4階建の建物が横倒しになっていて、道を塞いでいた。
これまで、多くの被災地を歩いてきたが、ここ女川町はこれまでと違う。
事態の深刻さと、被害の凄まじさを感じずにはいられなかった。
被災した建物や車両に、人命検索済のマーキングが一切ないのだ。
今日道が開いたばかりで、人命救助は明日から開始。
震災15日目にして、この有様だった。
もしも瓦礫の下に生存者がいたとしても、もう生きてはいまい。
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