東日本大震災
宮城県石巻市 2011年3月19日
1日目の夜、沿岸部から一旦内陸部へと戻っていた。
物資の引き受け先を探すべく、宮城県内陸部の知り合いを訪ねたが、空振りに終わった。
そして、仮眠場所を探して走っていると、石巻市内で車が燃えていた。
まだ消防車が来ておらず、自衛隊員1名が現場にいた。
「119番しましたか?」と声をかけると、「はい」とのこと。
二人で消防の到着を待った。時おり小爆発を起こしているので、ヘルメットを装着した。
消防が駆けつけ放水を始めると、あっという間に火勢が鎮圧されていく。
1分ほどでほぼ鎮火した。
今回の火災は詳細が分からないが、被災地では津波に巻き込まれた車が発火したり、被災車両から
ガソリンを抜き取り、ペットボトルやポリ容器で保管するなどして、火災になるケースが多かった。
この後、石巻市内の大きな避難所を訪れ、運営しているボランティアの人に話を聞いた。
とても参考になる話が聞けたので、明日は沿岸部の港町を訪れようと決め、車の中で6時間の睡眠をとった。
前日に岐阜を出発してからの走行距離は約1000キロ、この日の歩行距離は約24キロだったが、これだけの光景を目の当たりにして、疲れや眠気は感じなかった。
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