地下兵器工場跡に挑む!
全国各地に、戦争の痕跡を今に伝える戦跡遺構が数多く存在しています。
最も有名なのが、広島の原爆ドームでしょう。
どのような形のものであれ、戦跡遺構は今の人々に戦争の凄惨さ、平和の尊さを問いかけています。
終戦間際、軍施設を空爆から守るため、国策として地下化が図られました。
岐阜県某所には、地下軍需工場として山を掘って造られた地下空間があります。
かつての三菱航空機が爆撃機を製造する拠点を地下に移すために造られました。
掘削にあたって、強制連行された多くの朝鮮人が動員されました。
しかし、爆撃機を生産する前に敗戦となり、陽の目を見ることはありませんでした。
非常に歴史的背景の深い地です。
以前から興味のあったこの地を、ついに訪れることができました。
地下探索はリスクが大きいため他者を巻き込めず、単独での潜入です。
といっても、万一のことがあれば今後の探索者への妨げとなるため、万全の準備をしての突入です。
両手を使えるように、リュックサックに荷物を詰めてきました。
万一、懐中電灯が使えなくなると途方に暮れてしまうため、予備ライトは持っておいた方が安心です。
いくらヘルメットを被っていても、大き目の石が一つ落ちてきただけでも直撃すればひとたまりもありません。
迷って出てこられなくなる危険は少ないものの、落盤の危険は相当大きいでしょう。
事実、山自体が年々崩れていて地形が相当変わったと、地元の方から聞きました。
また、坑道内部には落ちてきたと思われる大きな石がそこらじゅうにゴロゴロあります。
この物件には安易に立ち入らないことを推奨します。
なお、今回は地下の画像が多くて変わり映えしないことと、画像の枚数が多いことから、サイズを通常よりも小さくしています。
悪しからずご了承ください。
それでは、いよいよ地下に突入です。
地下兵器工場跡に潜入!−1−
山の地下に広がる軍需工場跡に潜入開始!
地下兵器工場跡に潜入!−2−
広大な洞穴群の東側を徹底調査。コウモリが行く手を阻む。
地下兵器工場跡に潜入!−3−
そして、西側にも突入!
地下兵器工場跡に潜入!−4−
核心に迫るも、危険な状況が待ち受けていた。
「東海秘密倶楽部」との合同企画!その③
地下軍需工場 〜死闘編〜
合同企画で再訪。夕暮れ時の潜入は危険だった。